夫婦で起業すると、パートナーと仕事中も一緒にいる時間が増えます。
ほぼ24時間、行動をともにしているのでお互いに不満が生じやすく、夫婦仲が険悪になる機会が増えるでしょう。
- 私ばっかりやってる!
- 言わなくても分かってよ!
妻も夫も、こんな感情であふれます。
夫婦で起業するメリットデメリットの記事で紹介したように、夫婦で起業を成功するためには、お互いを思いやる気持ちが何より大切。
夫婦円満が、起業を成功するための必要最低条件になります。
今回は、夫婦円満で起業、会社を運営するためのコツをご紹介します。
夫婦起業、夫婦仲悪化の原因と対処法
- 自分が正しい!私ばかりやってる!
- ありがとう、ごめんなさいを言わない
- 素直になれない
- 言わなくても分かるだろう
- 疲れ(睡眠不足)と余裕のなさ
夫婦で起業するメリットデメリットの記事で紹介した、夫婦起業で夫婦仲が悪化する原因です。
夫婦関係悪化、最大の原因
言わなくても分かるだろう
これは、夫婦だと特に持ちやすい感情です。
家族だから。一緒にいる時間が長いから。
だから言わなくても察しているだろう、やってくれるだろう。
でも、所詮は他人です。
相手の心を読むことは無理なんです。
起業して夫婦で会社を運営するとなると、やることや考えることは山ほどあります。
夫婦で協力して準備しないと、全然前に進みません。
そう。
夫婦起業はケンカしてるヒマなどないのです。
夫婦関係修復の対処法
『言わなくても分かるだろう』という考えを捨て、些細なことでもちゃんと相手に言う。
シンプルなことですが、夫婦だからこそ、あえて伝える努力が必要です。
ホームページでの集客のポイントでも紹介した、伝える大切さは夫婦関係でも同じです。
おすすめ!夫婦で経営会議「段ボール会議」
毎日一緒にいて、会話もほどほどにあれば起業や経営について、わざわざ時間を作って話し合う必要はない。
夫婦起業にありがちな考え方です。
夫婦起業とはいえ、自分たちでやっていく事業は立派な事業。
経営会議の時間を設けて、事業計画を立てていきましょう。
まずは、大き目の段ボールを準備。
夫婦で話し合いながら、今後の計画や目標を書いていきます。
事業計画にくわえて家族の在り方も話し合いながら、しっかりと大き目の字で書くのがポイントです。
段ボール会議の効果
夫婦で目標、想い、経営方針、家族のことなど、さまざまな項目を共有できます。
言わなくても分かるだろう、と会話が減っている夫婦は、お互いの考えにズレが生まれています。
会社を運営するなかで、その考えのズレは起業失敗の大きな原因になります。
1つのチームとして、同じ目標に向かい、それぞれの役割を明確にします。
そして、順序だてて起業を準備する、起業後なら運営を軌道に乗せていきます。
段ボールに大き目の字で書く理由は、聞いて覚えるよりも視覚でしっかり認識して、記憶する効果があります。
夢ノートとも言いますが、書くことで無意識にその目標の実現に向けた行動が始まります。
段ボール会議の注意点・ルール
夫婦仲が険悪でも、起業という同じ目標を実現するための会議です。
この場で、相手への不満を追求してはいけません。
相手の発言にイラッ!としてしまうかもしれませんが、相手の意見・考えを尊重する場だと考えてください。
そして、ここ最近、なぜ夫婦仲が悪くなっているかを、責めるのではなく、謝るor感謝で伝えてみてください。
「最近、いつも怒っていてごめん。」
「自分ばかりやってるように思えて、イライラしていた。○○(夫)もがんばってくれてるよね、ありがとう。」
「こんな悪い関係じゃ、起業は上手くいかない。仲良くやっていきたいから、よろしくお願いします!」
素直になったもの勝ちです。
夫婦関係を修復する場であり、これから夫婦起業を実現する大切な経営会議です。
【まとめ】夫婦だからこそ顔を見て話し合う、伝え合う努力を
- 『夫婦だから言わなくても分かるだろう』は破滅のはじまり
- 家族会議=経営会議を定期的に行う
- 段ボールでもなんでもいいので、大きく書いて目標や考えを共有
- 会議では素直になる、相手を責めない
分かっているつもりでも、夫婦関係はひずみが生じやすく、起業が上手くいかなくなる可能性が高いです。
相手の嫌なところばかり目につくようになってきたら要注意。
相手に自分の気持ち、考え、感謝を伝える努力を続けていけば、夫婦関係も起業もうまくいく。
いちばん近い存在だからこそ、言葉で伝えていきましょう!