【田舎で起業】はじめての飲食店開業【集客成功事例】

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はじめて田舎で飲食店を開業した話しです。

地方移住後に夫が転職した会社の新規事業として、飲食店をはじめることになります。
その店のコンセプト・店舗作り・運営を夫と私がすべて任されました。

  • 田舎でも人が集まる店作りはできる

運営会社があるので資金面は決められた予算内でやりくりすればよいので、個人の起業とは条件が違ってきます。

でも、この経験を通して、「田舎は集客できないと起業をあきらめることはない、と思えました。

田舎だからこそ提供できるサービスや環境があります。

飲食業は夫も私もバイトすらしたことない初めての業種で、開業前は不安だらけでした。
多くの失敗をしながらも、田舎での飲食店集客を成功させた経験を紹介します。

目次

はじめての田舎起業・不安だらけの飲食店開業

飲食業未経験の夫が、飲食店を任された経緯

大阪から丹波篠山へ地方移住後も、大阪の会社に往復6時間通勤していた夫。

慣れない田舎生活や3人目が生まれたこともあり、夫も私も余裕がなくてギスギスした夫婦関係が続いていました。

この状況を変えるべく、家の近くの会社で就職できないかと探していた時に、縁あって地元の運営会社から声をかけられ飲食事業を任されることに。

手探りの開業準備

できることは自分たちで
スタッフみんな子育て中

物件探しから始まり、内装デザイン、工事の一部、テーブルや備品選定。

看板も自分たちで作ります。

メニュー開発は、プロのスタッフを呼んで一緒に行いました。

同時進行でホームページ作り、インスタでの情報発信で見込み客を増やします。

開業前は不安との闘い

  • 自分たちが準備しているサービスに本当に需要があるのか
  • 誰も来ないかもしれない
  • お客さんを喜ばせられなかったらどうしよう
  • 経営の面、調理、接客など、失敗したらどうしよう

オープン1か月前を切ると、動悸がして目覚める日もありました。
開業前の不安な時期が、とにかくつらかったです。

オープン直後から大盛況の繁盛店に

オープンから客足の絶えない店でした。
冬場の閑散期でさえ終日満席の日もあります。

なぜ?

冬の丹波篠山で、ここまで盛況な店をみて地元の人はびっくりしていました。

田舎でも飲食店が成功した理由

①コンセプト/ターゲットがしっかりしていた

  • ファミレスないやん!
  • やんちゃな子ども連れていける飲食店ないやん!

地方移住してからのわが家が困った経験を解決する店を作りたい、と考えました。

犬好きな私たちにとって犬も家族。
犬も一緒に店内に連れてこれたら…。

そんな想いでできた店のコンセプトがコチラ。

家族が笑顔になるレストラン

犬連れ、子連れが利用しやすい店にしたんです。

コンセプト/ターゲットをしっかり設定すれば、
誰に何を発信するかが明確になり、インスタやブログで書くことに困ることもありません

そしてターゲットに刺さる文章を書くことができました。

②口コミ、紹介が多かった

コンセプト/ターゲットの設定は
そのターゲットの悩みを解決できる店作り・商品開発がしやすくなります

利用者の喜び・満足につながり、
この店を誰かに紹介したい、自慢したいという気持ちが生まれます

私たちがプロデュースした飲食店は
犬連れ・子連れに優しい店として、どんどん口コミが広がりました

②ホームページ/インスタ(SNS)発信をオープン前からはじめていた

オープン1年半前からインスタ(SNS)発信、ホームページを作りあした。

  • ターゲットが過ごしやすい店作りをしている
  • こんな悩みを解決できますよ

コンセプト/ターゲットに沿った投稿に加え、
丹波篠山の景色のよさ、空気感は意識的に発信していました。

お店だけでなく、その土地に来る価値があると感じてもらいたかったからです。

旅の目的地に飲食店だけでなく、周辺で遊べる場所なども紹介します。

③新聞・雑誌に掲載された

オープン1年間で神戸新聞、丹波新聞、日帰りドライブぴあに掲載されます。

取材依頼はインスタのDMで、というのがほとんど。
どの店を紹介するか、メディア担当者はインスタでもチェックしてるんですね。

インスタ続けていてよかった!と心から思った出来事です。

④ターゲット層にマッチした店作りができた

コンセプト/ターゲットが決まっているので、その人たちがどうしたら快適に過ごせるかを考えられます。
サービス、商品開発はターゲットの悩みを解決するためのものです。

  • 座敷・テーブル席を分ける
  • テーブル席は土間にする
  • 広いキッズルームをつくる

など、犬連れ、子連れがストレスなく過ごせる空間作りを意識しました。

⑤料理写真の撮影を一眼レフに変えた

スマホ撮影から一眼レフでの撮影に変えてから、インスタのフォロワーの増え方が変わりました。
一眼レフ初心者なのでオート撮影のみでの撮影ですが、味のある写真に仕上がりました。

カメラの性能に感謝です。

こちらの記事で、一眼レフ初心者の私が料理撮影で意識しているポイントを紹介しました。

⑥来てよかった!と思える接客でリピート率アップ

  • 来てよかった、と思える接客
  • 笑顔になる接客

大阪人の血というか、お客さんを楽しませたい!という思いがあり、特に夫は接客には全力でした。

初めての人も常連さんにも一言でいいから会話する。

これってとても嬉しいことなんです。

遠くまでやってきて、その土地・その店の人と話す。

声をかけるというのは、「あなたに興味がありますよ」という証。
形だけの接客ではなく心からのおもてなしは、ちゃんと伝わります。

人と人との交流が心地よさであり、「この店に来てよかった」につながります。

オープン3か月間に、4回利用しているご家族もいました。

インスタでの紹介、会社の同僚に紹介されて、などなど。
口コミのご来店がめちゃくちゃ多かったです。

接客の集客効果は絶大ですよ。

はじめての飲食店開業 成功のカギは集客と接客

  • コンセプト/ターゲットをしっかり設定
  • 田舎の魅力を発信 店だけでなく町自体に来る価値があると伝える
  • ープン前からホームページ/SNS発信をはじめる
  • 一眼レフでの撮影、画像で美味しそう!を伝える
  • 来てよかったと思える接客

飲食店は食材の仕入れ、管理、調理など、
他のサービス業と違った事柄が多く、特殊な事情が多いイメージがあったので、オープン前は不安しかなかったです。

お店が始まって1ケ月もたてば、厨房・ホール業務も手慣れたものです。

お店の味(商品)は大切。
それ以上に大切なのは、人を迎える気持ち(接客)なんだと実感します。

笑顔になる店作り

田舎で飲食店を成功させた、いちばんの要因です。

田舎は集客できないわけではありません。

コンセプト/ターゲットの設定で集客。
心のこもった接客で口コミ・リピート率を上げましょう。

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この記事を書いた人

2020年、大阪から丹波篠山に地方移住。
元自衛官の整体師、犬と鶏と酒をこよなく愛する3児の母です。
夫と古民家ゲストハウス開業準備中。

独身時代、サロン起業で集客を失敗し、集客、ホームページ作成、ライティングスキルを独学で習得。
スキルを利用して田舎の片隅にある飲食店の立ち上げ・広報を担当。閑散期も集客を実現させた経験があります。

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