せっかくブログ記事を書いても集客につながらない…。
時間も労力もかけたブログが集客に役立たず、悩むことがあります。
ワードプレスは、ブログ記事の更新で閲覧数が上がる傾向です。
ですが、ただブログを書いて記事を増やせばいいのではなく、記事の質が大切。
集客ブログで注意したいのが、「文章力」よりも「書き方の基本」を守ること。これが記事の質を上げます。
ブログ記事を書くための基本的な書き方や注意点を知れば、初心者でも読まれるブログ記事、すなわち集客力のある記事が書けるようなります。
この記事では、初心者でも失敗しない記事の書き方と注意点 を紹介します。
記事を書くのは、初めはとても時間がかかり、なかなか結果が出ないと悩むかもしれません。
初めから完璧を目指さず、基本となる書き方や注意点を押さえて文章を書く練習をしていきましょう。
ブログが失敗する、よくある原因

失敗①誰に向けたメッセージか分からない
集客のためのブログ記事は、サービスのターゲットに向けたメッセージです。
読者目線を忘れて、自分の言いたいことだけ書いても、誰にも刺さりません。
失敗②何を伝えたいか分からない
- 途中で話しが脱線する(必要ない話しが多い)
- タイトルと内容がずれている
- 結論がぼやけている
何を伝えたいか分からないと、最後まで読まれません。
失敗③読みづらい
- 長文が続く
- 句読点、改行がない
- 難しい漢字、表現が多い
- 見出し(H2H3)がなく、文字の大きさがすべて同じ
人は、画面をパッと見て読むか読まないか一瞬で判断します。
『この記事は読みにくそう』と思われて、すぐに画面を閉じられます。
失敗しない集客ブログの書き方&注意点

ターゲットの悩みを解決する
誰に向けて書くのか、まずはターゲットを明確にしましょう。
そしてターゲットの悩みを書き出し、あなたが提供するサービスがその悩みをどのように解決し、どんな未来が待っているかを書きます。

タイトルと見出しにキーワードを入れる

キーワードプランナー、ラッコキーワード、検索結果の画面、Googleサーチコンソール、chat GPTなどを使って、SEOに強いキーワードを探します。
Google検索なら、上の画像のように検索候補や上位に挙がるページのタイトルを参考にします。
chat GPTなら、『夫婦で起業すると起こりやすい失敗について記事を書くので、タイトルを考えてください』とお願いして、タイトルの候補をあげてもらいます。
見出しも必要なら『見出しもお願いします。』と入力。
chat GPTの答えをそのまま使うのではなく、最終的には文章を組み合わせるなどして、自分で考えることも必要です。やはりAIは機械的になりがちなので、体験談や自分の考えも入れて人間性を出します。
このようにして、SEOを意識しながら検索されやすい言葉を、記事のタイトルや見出しに盛り込んでいきます。
特にタイトル(H1)、見出し(H2H3)にはキーワードを入れながら、自然な文章を作りましょう。
ただし、不自然に何度も同じ単語を入れるとスパム(不正)とみなされますので気を付けてください。
関連する言葉や同意語を使い、読みやすさを心がけます。
結論を先に書いて理由を説明する PREP法
- 結論(Point)
- 〇〇は××だ。
- 理由 (Reason)
- なぜなら~だからです。
- 具体例 (Example)
- たとえば、◇◇
- 再び結論 (Point)
- すなわち、〇〇は××だ。
これが読みやすい順番で、記事を書くときの基本になります。
特にスマホでの閲覧が増え、スマホを見ている人は先に答えが欲しい傾向があります。
まずは、結論から始めて、『この記事は何を言いたいのか』を最初に伝えます。
インスタの記事もこの順番で書いていて、「なんか読んでしまう。」と言われたこともあります。
PREP法のおかげですね。
見出しや段落で読みやすくする
見出しH2/H3を使うと、太字、大文字、区切りができ、見た目に読みやすい記事になります。
- 内容がひと目で分かる
- 「この段落では何を話すのか」がすぐに把握でき、必要な情報に直行できる
- 読者の集中力が途切れにくい
- 文章がリズムよく進み、疲れずに最後まで読める
- 検索されやすい(SEO対策になる)
- Googleなどの検索エンジンは見出しを重要な手がかりとして読み取る
- 読者の記憶に残りやすい
- 印象に残り、思い出しやすくなる
- スマホでも読みやすい
- 見出しがあるとスクロールして探しやすくなる
信頼性を意識する
信頼される記事を書くには、体験談+根拠のバランスが大事です。
ブログの内容は、体験談を入れると説得力があります。
しかし、主観的になりすぎると偏った意見の主張になるので、客観的な視点を忘れないようにします。
引用やデータの出典を入れると説得力が増します。
音読してリズムのよい記事を作る
記事をすべて書いたら、最後に声に出して読みます。
黙読でもよいですが、音読のほうが効果的です。
読んでいて分かりにくい部分、つまづく部分があれば、読みにくいということ。
初めて記事を読む人が、深く考えなくても理解でき、リズムよく読み進められるかを確認します。
読みながら誤字脱字もチェックしましょう。
避けるべき記事の内容
お金と健康のこと
YMYL(Your Money or Your Life )。
人生に大きな影響を与えるジャンルで、Googleが特に厳しい品質評価をしています。
そのため、高い専門性や根拠、信頼性が認められないと検索上位に上がらないどころか、検索に引っかからなくなります。
私自身も2005年からサロンのホームページを作り、検索上位にありました。
しかし、2017年にGoogleのガイドラインが変わってアップデート後、急に検索に引っかからなくなり、集客が不能状態になった経験があります。
お金や健康については、非常に慎重に記事を書く必要があるため、初心者向きではありません。
誰かと比較すること
『〇〇をしている店があるけど、当店では〇〇はしません。』
など、他店のサービスをこき下ろして、サービスの優位性を競うような表現はやめましょう。
比べるのは他店ではなく、過去の自分です。
著作権、肖像権の侵害 パクリ記事はNG!
お客さまの写真をホームページ・ブログ・SNSに掲載するときは必ず本人に許可をもらいます。
ネットに掲載されている写真/文章にも、肖像権や著作権があります。
もし、その文章を使いたいとき、引用する必要性があるときは、引用/参照元を明記します。
写真や画像は勝手にコピペするのは違法行為です。オリジナルの画像、著作権フリー画像、購入した画像を使いましょう。
愚痴、ネガティブなこと
『今日こんなことがあった!腹が立つ!』
自分の怒り、不満は心のうちで昇華してください。
怒りに任せて記事を書いても、誰の悩みを解決しないし、共感されません。
文章からは、良い部分も悪い部分も人間性が伝わります。
~だと思う。という曖昧さ
体験していないこと、事実がどうか不明な場合、『~だと思います。』と明言を避けることが多いです。
しかし、「~だと思う」という表現を使いすぎると、信頼性にかけ、自信がない人物が書いている記事だと思われるでしょう。
はっきり分からないときは、根拠をしっかり調べて自信をもってその記事を公開してください。
【まとめ】ブログ記事は書き方/注意点を守り、集客につなげる

ブログ記事の書き方/注意点チェックリスト
- ターゲットの悩みを解決できているか
- タイトルと見出しにキーワードを入れているか(SEO対策)
- 結論を先に書いて理由を説明する PREP法を使っているか
- リズム良く読めるか?
- 信頼性のある記事か?
- 避けるべき内容を書いていないか?
- お金と健康、誰かとの比較、著作権/肖像権、愚痴、曖昧さ
慣れないうちは、このすべてを入れるのはとても苦労します。
文章はトレーニングです。
書き方と注意点を意識して書いていくうちに、書き方のコツと自分のスタイルができてきて、自然にこの書き方ができます。
集客するブログ記事に必要なのは、【特別な文章力】ではなく、【基本の書き方を守ること】です。

文章を書くことに苦手意識がある方は、こちらの記事を参考にして心のハードルを下げましょう。
初心者でも大丈夫ですよ!