【体験談】夫婦起業、失敗の瞬間と後悔したこと。実際におきたトラブル実例

夫婦で起業、ゲストハウスをはじめて1年がたちました。
夫とのケンカは定期的にあるし、険悪な雰囲気は日常茶飯事ともいえます。

夫婦で起業なんかするんじゃなかった。
夫はサラリーマン、私はセラピストとして仕事は別々にしておけば良かった…と心から後悔したことも。

夫と結婚して10年、夫婦だからこそ一緒に仕事すればうまくいくと思ったのに、意外な落とし穴が多すぎて苦労しています。

この記事では、私たち夫婦が実際に経験した夫婦起業での失敗談、そして夫婦起業がうまくいかない理由とうまくいくためのコツを紹介します。

これから夫婦でお店を始める方、実際に夫婦で起業したけど殺伐とした空気で毎日苦痛。という方の参考になりますように。

目次

夫婦起業で失敗しやすい理由とは

  • 仕事と家庭の線引きが曖昧になる
  • 役割分担や責任の所在がぼやけやすい→私ばっかり!という気持ちに
  • 夫婦だからこそ感情的になりやすい
  • 仕事の優先順位や向かう方向にズレが出てくる

妻と夫、夫婦とはいえもとは他人同士。
会社の同僚だって、同じ想いで仕事をしていた人はほとんどいなかったと思います。

それなのに一緒に生活していると、『言わなくても考えていることが分かるだろう』と思ってしまうんですよね。

家庭も仕事も、報連相。
お互いの意思をしっかり伝えないと、気持ちのズレから相手に対しての怒りやイライラがつのります。

こちらの記事で、夫婦起業が失敗しやすい理由と回避方法をより詳しく紹介しています。

ぼくたちの失敗…実際に夫婦起業でおこったトラブル

失敗1.集客がうまくいかずイライラ

「売上が伸びないのは相手のせい、私はちゃんとやっているのに!」と思ってしまい、雰囲気が悪くなる。
実際、広告を出すか出さないか、SNS更新の頻度で口論になったこともありました、

集客がうまくいかないとお金がなくなっていくので、経理を担当している夫は不安で余裕がない様子。いつも眉間にシワを寄せてましたね。
お金は心の余裕を作ります。集客って本当に大切だな、と心の底から感じます。

「言わなくてもやってくれるだろう」と期待しすぎた

 「これくらいは言わなくても気づいてやってくれるはず」

そんな気持ちで仕事でも家庭でも相手に期待していました。
だって、私は夫よりもがんばっている、それくらいやって当たり前だと思ってしまうんですよね。

結果、相手が自分の期待する通りに動いてくれず不満と怒りが爆発。
「なんで!?」とケンカになることも多いです。

役割分担があいまいで衝突

「領収書はすぐに片づけて!」「この部屋の片づけお願い!」と押し付け合い。
この仕事は相手がするもの、と思っていたのでお願いされるだけでイラっとしていました。

これも「いわなくても分かるだろう」という気持ちからなんです。

それぞれの役割に口を出しすぎた

「掃除は先にこっちからやったら?」「SNSはこの内容を書いたらいいんちゃう?」

自分の仕事に口出しされるストレスは大きかったです。
ただ、夫婦だから素直に意見を受け入れられなくなっている場合も多いので要注意。

その指摘は嫌がらせではなく、お客さまのためになっていたり仕事を効率化するために必要なアドバイスかもしれません。
余裕のなさや日頃の相手へのストレスから、ちょっとした指摘を攻撃だと受け止めてしまいがちです。

このままじゃ離婚したほうがマシ…

夫婦起業してから、たくさんの失敗や、ケンカ、憎しみあい。
なぜこの人と結婚してしまったのか… と後悔してしまうほど、夫と一緒に仕事をするのが嫌になった時期もありました。

  • 子どもたちがいる
  • 2人で大変な準備をしてせっかく始めた仕事

『このままじゃダメだな。』

お互い大切なものは同じです。だから反省できる関係にある。
それが夫婦起業の良いところかもしれません。

より良い夫婦起業のために工夫したこと

集客や売上、仕事のすべてが「二人の課題」

指摘、アドバイスはより良い仕事をするために必要です。
もし、相手の仕事内容で気づいたことがあれば、「いつもがんばってるね、でもここはこうしたら?」と相手を認めてから指摘できれば、私的されたほうも素直に聞けます。

言い方って本当に大切です。
ちょっとした一言で相手が変わる。相手を変えようとせず、まずは自分が変わるってことですね。

夫婦で起業した以上、どっちのほうががんばってる。なんて順位付けはいりません。2人とも必死でやってるんです。

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私たちはこの本を参考に、夫婦関係

役割分担は明確にする

  • お互いの仕事を書き出して役割を明確にする。
  • 互いの役割に口を出し過ぎない。必要なアドバイスでも伝え方に気を付ける。
  • アドバイスは素直にきく。
  • 余裕がなさそうなときは、サポートする。

ちょっとしたルールが相手を尊重し仕事を円滑にします。

仕事場についたら挨拶

「おはようございます、今日もよろしくお願いします。」
仕事場である宿についたら、夫に挨拶をします。

家では険悪であっても、仕事モードに入りますよ!仲良くしましょうね!というサインでもあります。
オンラインで仕事をしているなら、仕事を始める時間になったら挨拶するでもいいですね。

夫婦だからこそ素直になる、伝える努力をする

言わなくても分かるだろう、と考えない。あえて言葉にします。
『ありがとう』『ごめんね』を忘れないでいると、夫婦関係はうまくいきます。とてもシンプルです。

休みの日は別々に行動、または一緒に楽しいことをする

仕事も家でも一緒だからイライラするな、と思ったら、休みの日くらいは別々に過ごします。
逆に一緒に映画館にいって、共通の話題で盛り上がるのも気分転換になりました。

仕事以外の時間も大事にしたいですね。

夫婦起業にメリットデメリットは必ずある

夫婦起業のメリット

  • 家族の時間が増える
  • 家事育児を分担しやすい
  • 時間に関係なく相談しやすい
  • 同じ目標に向かって取り組み、夫婦以上の関係を築く

夫婦起業デメリット

  • 開業後は、夫婦仲が悪いとお客さんに嫌な雰囲気が伝わる、仕事が円滑にいかない
  • 収入に不安ができる
  • 仕事とプライベートの区別がつかない

夫婦起業はメリットもデメリットもあります。
良いことばかりではないし、人間である以上は感情的になることもあるでしょう。

夫婦起業で起こりやすいトラブルの原因を理解して、夫婦間に大きな亀裂が入る前に関係修復をする努力をしましょう!

集客がうまくいけば、だいたいうまくいく

そもそも夫婦起業でのトラブルの大きな原因は、経営がうまくいかない焦りと不安からです。
うまくいっているときはお互い余裕があるので、多少疲れていても少々のことはイラっとしない。優しくなれるし許せるものです。

できれば夫婦で起業する前に集客の本質や知識を身に着け、開業当初から集客できる力をつけましょう。

【まとめ】後悔しない夫婦起業、集客を学べば仕事も夫婦関係もうまくいく

  • 夫婦起業にはケンカやトラブルはつきもの。乗り越えれば夫婦の絆も強くなる
  • “伝えること”、“役割を明確にすること”を忘れない
  • 集客(収入)の安定が夫婦関係の安定、本気で集客を学ぶ!

夫婦起業でなくても起業はとても難しいものです。
失敗は避けられないけれど、それを学びに変えれば夫婦起業は大きな強みになります。

夫婦で一緒に仕事をするのは、しんどいことも多いです。
『この人と結婚して一緒に仕事をはじめて良かった!』と思えるようになるには、お互いの努力なくしては不可能なんです。

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この記事を書いた人

2020年、大阪から丹波篠山に地方移住。
元自衛官の整体師、犬と鶏と酒をこよなく愛する3児の母、2025年夫婦で古民家ゲストハウス開業しました。
独身時代、サロン起業で集客を失敗し、集客、ホームページ作成、ライティングスキルを独学で習得。
田舎の片隅にある飲食店の立ち上げ・広報を担当。閑散期も集客を実現させる。開業した宿は自社ホームページで集客、1年目黒字経営を達成。

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