[移住と仕事]田舎から都市部への通勤は可能か[理想と現実]

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夫は地方移住後すぐに転職はせず、大阪にある会社へ通勤を続けました。

移住前に夫が勤務していたのは大阪南部にある会社のため、丹波篠山のわが家からは片道3時間の通勤になります。

地方移住して仕事をどうするか。
迷いに迷って地方移住後も会社の転職は保留しました。

田舎から都市部の会社へ。
車や電車を乗り継いで、不可能な通勤ではない丹波篠山。

長時間通勤を続けてまで転職しなかった理由。
往復6時間通勤で夫婦のケンカが絶えなくなった理由を紹介します。

目次

夫が移住後に転職しなかった理由

移住セミナーで紹介されていた移住者の例

移住前にとある移住セミナーに参加。

田舎から都市部に数時間かけて通勤している移住者の例をみて「できないことはない」という考えに。
その例では、早朝に家を出て深夜に帰ってくるタイムスケジュール。
休みの日は自然が多く充実すると紹介されていました。

地方移住後も給料を下げたくない

転職ももちろん考えましたが、家族のために給料を下げたくないという思いが大きかったです。

46歳で安定した条件の会社をやめて、同等の条件で雇ってもらえる会社は見つからず。

そのころは新しい土地で生活を安定させるのが精いっぱい。
自分たちで何ができるか分からず起業したいという気持ちはありませんでした。

片道3時間、往復6時間通勤の現実

朝4時半に起床、深夜帰宅の夫

片道3時間。
最寄り駅まで車で30分運転、始発電車に揺られ会社に向かいます。

帰宅は早くて20時、深夜帰宅は当たり前でした。
睡眠時間が極端に少なく、私は夫の体調が心配でなりません。

週末は大忙し

移住セミナーでは休みの日は充実すると紹介していましたが、平日は寝に帰るだけの状態で家のことは何もできません。

引っ越し後の片づけもままならないまま、数か月間、家はとんでもなくモノにあふれていました。

家の中の片づけだけでなく、草刈りや村の行事に参加などで時間を取られ、休日に家族で遊びにいくなんて、ほとんどできませんでした。

移住後の出産、ワンオペ育児で妻発狂

移住後に3人目を妊娠出産。
長男4歳、長女は3歳になったばかり。

小さい3人の子を育てながら慣れない移住先での生活。
不安と疲れと睡眠不足のワンオペ育児に限界がくるのは早かったです。

少しでも早く帰ってきてほしい妻(私)
妻の気持ちは分かっているけど、仕事をいい加減にできない夫。

疲れ切った夫と妻ですからささいなことで口論ばかり。
夫婦の心の距離は確実に離れていきました。

子どもたちにも悲しい思いをさせていたと思います。

移住後2年半で大阪の会社を退職、地元企業に就職

最後の出勤日

「移住したのは失敗だったかも…」

夫、妻ともに限界を感じていたところ。
縁があって地元企業に就職が決まり、大阪の会社を退職することを決意。

給与面は下がりましたが、私も仕事をはじめたことで夫婦で収入を得られるようになります。

朝ごはんを家族で食べたい。

私のささやかな夢がかないます。

そして夫の睡眠時間が改善されたのが何より嬉しい…。

田舎生活に大切なものとは?お金か家族との時間か

お金も家族との時間もどちらも大事です。

夫が2年半、往復6時間の通勤をしてまで会社で働いてくれた。
でも、家族と過ごす時間はほとんどなくて、夫婦関係はどんどん悪化。

お金がないと生活できない。
でも会社にいけば家族との時間はない。

ものすごいジレンマでした。

地方移住後、自分らしい働き方をしていて自由な考えの人に出会うことが多くなります。
このままじゃダメだな、と強く思うきっかけです。

  • 田舎だからこそできる仕事
  • 田舎にしかないサービスや付加価値を提供する
  • 家族との時間も充実できるような働き方

これからのわが家の課題です。

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この記事を書いた人

2020年、大阪から丹波篠山に地方移住。
元自衛官の整体師、犬と鶏と酒をこよなく愛する3児の母です。
夫と古民家ゲストハウス開業準備中。

独身時代、サロン起業で集客を失敗し、集客、ホームページ作成、ライティングスキルを独学で習得。
スキルを利用して田舎の片隅にある飲食店の立ち上げ・広報を担当。閑散期も集客を実現させた経験があります。

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