- 鶏の産卵箱を作ったけど産卵箱で産まない!
- どこで産んでいる分からない
にわとりを飼い始めて、いざ産卵がはじまるころになり、産卵について知らないことが多い!と気づきました。
鶏の産卵あれこれ。
わが家で困ったことや解消できたことを紹介します。
簡単な産卵箱の作り方はコチラの記事で紹介しています
鶏の卵はいつから産むの?初産卵のサインを紹介
ひよこを迎えて約5ヵ月ほどで初めて産卵しました。
「グォーーーーーーーコッコッコッ」
美人さんのうめき声みたいな鳴き方が1時間ほど続きます。
いつもと違う鳴き方が続き、「お、そろそろ産卵かな!」という雰囲気です。
しかし、美人さんが鳴きだして1週間、産卵箱に卵はありません。
おかしい…。
そんなある日、美人さんがいなくなり、1時間探してついに発見!
裏山のふもと、蔵の裏あたりの見つかりにくい場所で産卵中。
すでに5個産んでました…、
自分で良い場所を見つけて、ひっそりとがんばってたのね
産み始めの卵、初卵(ういらん)
産み始めてから1ヶ月ほどの卵はちょっと小さめ。
妊婦さんの安産祈願に送るなど、縁起物になり、貴重な卵。
実際、味が濃くて旨味が強くかなり美味しい卵です。
産卵箱に入らない、産卵箱で卵を産まないとき
産卵箱に鶏が入らず、どこで産んでいるかわからない…。
あちこちで卵を産み出したら、毎日宝探しをしなければなりません。
決まった場所=産卵箱で産むには、どうすればいい?
11時くらいまで鶏小屋から出しませんよ。
ひよこを分けてくれた方がそう教えてくれました。
鶏の産卵時間は?
【鶏は早朝に卵を産む】イメージですが実際は朝6時くらい11時くらいと産卵時間の幅は広いです。
昼以降~夕方に産んでるときもありますが、総じて午前中が多いと感じます。
はじめに紹介した動画でも、美人さんは生む場所を探しています。
段ボールに入ったりワラの上に乗ったり、、、狭くて安心できる産卵場所はどこ!?
そんな迷える鶏を、卵を産むまで鶏小屋に入れておけば、選択肢は限られてるので産卵箱に入ります。
産卵箱が卵を産む場所と決まれば、外にいても卵を産みに鶏小屋に戻ってくるようになりました。
産卵箱で産むクセをつけるんですね。
産卵箱の中は掃除する?
産卵箱の中で鶏は糞をしません。
キレイに保たれてるので、敷いたワラを1年替えなくても大丈夫でした。
しかし、1歳になるころ里子にきた子たちは、産卵箱で卵を産みませんでした。
寝ていたところでそのまま産卵していて、卵についた糞がまぁ汚い…。
環境が変わったからか、以前の飼育環境に産卵箱がなかったからか。
地面に卵を産んでいることもありました。
衛生面でもあまりよろしくないし、しっかり洗わないといけなくて、かなり面倒でした。
追記
先住鶏と1年後にきた里子たち。
はじめはケンカしていましたが、1年経ってかなり関係が良くなります。
一緒の鶏小屋で飼うようになり、しばらくすると里子の鶏たちも産卵箱で産むようになりました。
先住鶏から『産卵するなら産卵箱』と学んだようです。
産卵箱は何個いる?
3~4羽に1箱が目安といわれています。
だいたい交代で産卵箱に入って産んでいます。
たまに2羽3羽の産卵タイミングが一緒になり、しばらく産卵箱の前で順番を待ちます。
待ちきれないときは2羽一緒に入って、ぎゅーぎゅーでこんな感じに。
鶏のメスも順位づけがありますが、産卵のときは一緒に産卵箱に入ってるので安心しました。
産卵はデリケート
産卵箱に入って産もうとしてるときに、鶏小屋の掃除をしだすと、産卵箱から出て産卵を中断したことがありました。
「あ、ごめんね!」
鶏はチキンと言われるほど音などに敏感。
特に産卵のときはそっとしてあげましょう。
たまごの殻はどうする?
おいしく卵を食べた後、殻は捨てずに鶏にあげています。
たまごの殻を砕かず地面にぽーいと放っておくと、くちばしで小さく割って食べてます。+
産卵したあと小屋から出てきたら真っ先に卵の殻を食べてるので、卵の殻で栄養補給している様子。
小さなカニ、魚もモグモグ!消化力強めでびっくりします。
たまごを食べるようになる?
たまごの殻をあげてると食卵するからやめたほうがいい
という意見もありますが、卵の殻をあげていてもわが家の鶏は食卵しません。
食卵の原因と解消法
ストレス、栄養不足、栄養バランスが悪いと、食卵が起こりやすくなります。
- 放し飼いでストレス発散、卵と接触する機会を減らす
- 鶏小屋に収容する鶏が多すぎないか
- エサを見直し、にわとり小屋以外の場所で土や草、虫を食べて栄養状態を改善
- 産卵箱を設置してワラ、木くずで割れるリスクを減らす
産んだ卵は早めに取ろう
ヘビ
産んだ卵を夕方まで取るのを忘れていて、産卵箱を見るとヘビが卵をとぐろで巻いて卵を食べようとしてたんです!
卵のニオイを察知してやってくるんですね。
犬
産んだ卵をとったものの廊下の隅に置いて忘れてしまい、いつの間にか別の部屋の畳の上で生卵がぐちゃぐちゃに。
愛犬が卵を持ってきて食べてしまっていました。
私たちには分かりませんが、動物だと卵のニオイがわかるみたいです。
ヘビも犬も卵を狙っています。
卵ははやめに回収したほうがいいですよ。
【まとめ】産卵箱で産むクセをつける
- 産卵箱に入って卵を産むまでは、鶏小屋で過ごさせて産卵場所を固定する
- 産卵はデリケート、安心して産める環境を作ってあげよう!
自家製卵は本当に濃厚で美味しいです。
子どもたちの食育にもなり、おすそ分けにも喜ばれます。
なにより鶏たちはかわいい!
そんな可愛い鶏たちが安心して卵を産めるよう、見守りたいものです。