田舎で起業するからといって、のんびり田舎の雰囲気を漂わせて、、、とはいきません。
夫婦でゲストハウス起業を準備中の今、また意見がぶつかり合うことが増えています。
田舎暮らし、そして夫婦で起業。
夫と力を合わせないと、仕事も、夫婦関係も、家庭も、なにもかもうまくいかなくなるような悪い空気感になります。
このままじゃだめだ…。
私たち夫婦が最悪の状況に陥った時、話し合いました。
夫婦喧嘩はしても、お互いに関係を良くする努力をしようと決めました。
田舎で起業を成功させるために、夫婦仲は良いに限ります。
夫がこの世でいちばん憎い存在にならないためにも…
夫婦起業で起こりやすいリスクと回避方法をご紹介します。
夫婦で起業、メリットデメリット

メリット
- 家族の時間が増える
- 家事育児を分担しやすい
- 時間に関係なく相談しやすい
- 同じ目標に向かって取り組み、夫婦以上の関係を築く
お互いの信頼関係なしに、夫婦で起業はできません。
子育てや家のこと仕事のこと、2人が協力しあう中で家庭も起業も順調に前に進みます。
デメリット
- 開業後は、夫婦仲が悪いとお客さんに嫌な雰囲気が伝わる、仕事が円滑にいかない
- 収入に不安ができる
- 仕事とプライベートの区別がつかない
夫婦で起業するということは、共倒れの可能性もあるということ。
夫婦仲が悪いとそのリスクはさらに倍増します。
起業前も起業後も、やることはたくさんあります。
2人の意見を出し合い、やるべきことを1つ1つ進めていくためにも夫婦で喧嘩している時間はないな、と気づきます。
夫婦喧嘩、子どもへの影響

田舎で起業するかしないかに関わらず、夫婦喧嘩は子どもたちに悪影響があります。
親同士のケンカは、子どもにとって大きなストレス。
体や心の発達にも影響があると言われています。
参照:夫婦喧嘩が子供に与える悪影響8つ!PTSDや成長阻害など… | 子育て応援サイト MARCH(マーチ) (kosodate-march.jp)
夫婦ケンカの原因と対処法

夫婦関係が悪くなる原因
余裕がない
- 時間がない
- 心の余裕がない
- お金がない
余裕のなさは、夫婦仲が悪くなる1番の原因です。
忙しい夫、育児にイライラする妻。
子どもが多く片付かない家、どんどん生える草木、犬の世話、鶏の世話、土日も村用で作業。
そんな忙しい生活のなかで、初めての起業準備。
- 資金はいくら必要?
- オープンまでに工事はどのくらいで進む?
- 生活費は大丈夫?
- オープンしてもお客さんは来てくれる?
不安な気持ちがどんどんあふれて、気持ちがぐちゃぐちゃな状態です。

あぁ、どうしよう。
体力的にも精神的にも金銭的にも余裕がなく、ちょっとしたことでイライラ。怒ってしまいます。
私ばかり!自分が正しい!という気持ち
心も体も疲れ切っているので、お互いを思いやれる余裕はありません。
- 自分が正しい!
- 私だけやってる!
そんな気持ちが相手への不満になり、いつでも夫を攻撃できる心理状況でした。
実践!夫婦円満のコツ
私たちが参考にし実践した本

夫も妻も2人とも同じ本を読んで、共通の認識を持つのがオススメ。
この本で印象に残っているのが、夫婦で勝ち負けを争わないというフレーズ。
夫に勝つために夫婦になったわけではありません。
幸せになるために結婚したはずですよね。
- ありがとう
- ごめんなさい
- さみしい
こんな言葉を相手に言ったら負け。と思っていませんか?
なんのためにパートナーと出会い、結婚したのかを忘れないこと。
そして夫婦関係修復のヒントになる知識は必要だと私は実感します。
『言わなくても分かるだろう』はNG
あなたは相手の考えが分かりますか?
夫婦といえど他人です。
わざわざ言わなくても気づくだろうという思いこみはやめましょう。
言わなくても察してよ。
こんな考えが、相手にイライラしてしまう原因になっています。
分かってほしい、なら分かるように伝えましょう。
伝える努力が夫婦関係を良好に保ちます。
感情的にならない
むつかしいことですが、夫や妻に対して感情的にならないようにするのも大切です。
会社では、どんなに腹が立っても感情あらわに声を荒げることはないでしょう。
夫や妻相手だと関係が近いぶん、分かってよ!という思いが強く、感情的になりがちです。
家族であり、ビジネスのパートナーである夫/妻。
仕事の話しをするときは、感情を抑え冷静に話すことを心がけます。
よく寝る
自営業になると、寝る間も惜しんで働いてしまいます。
寝不足でイライラしやすい状態では、相手を思いやる余裕は生まれません。
よく寝る。
単純なことですが、これが夫婦円満の秘訣です。
【家族会議=経営会議】を定期的におこなう
近い存在だからこそ、伝え合う努力が必要です。
こちらの記事で、家族会議の効果を紹介しました。

特に夫婦は、「言わなくても分かるだろう」と会話が減り、それが不満を持つ原因になりやすい。
夫婦だからこそ、経営方針、目標、相手への気持ち、感謝などなど、あえて顔を突き合わせて話す機会を設けましょう。
夫婦起業で気を付けること
夫婦の役割分担を明確にする
- 夫・・掃除、経理、草刈りなど
- 妻・・料理、広報、接客、問い合わせ対応
得意分野から、それぞれの役割と責任の範囲をはっきり決めます。
これが曖昧だと「自分ばかりやっている」と不満になりやすいです。
お金の管理をルール化
事業用口座と家庭用口座を分けて、給与・生活費・事業資金を区別するのが基本。
お金の流れがあいまいだと、収支が分かりにくくトラブルの原因になります。
仕事と家庭の時間を切り分ける
24時間一緒にいると、会話がすべて仕事になりがち。
仕事の話をしない時間を意識的につくります。
第三者を巻き込む仕組みを作る
顧問税理士や外部アドバイザーを置くと、意見がぶつかったときの仲裁役になります。
夫婦だけでは問題を解決できない場合も出てきます。
出口戦略を考えておく
- もしどちらかが辞めたいと言ったらどうするか
- 会社をたたむときのルール
などを事前に話し合っておくと安心です。
【まとめ】お互いを思いやる気持ちで夫婦起業を成功させる

- 自分が正しい!私ばかりやってる!をやめる
- ありがとう、ごめんなさいを伝える
- 言わなくても分かるだろう、をやめる
- お互いの役割を明確にする
夫婦起業はいつも顔を合わせるので、仕事がしやすいぶん、夫婦関係悪化で仕事も家庭もひどい状態。子どもにも悪影響。
夫婦起業にはメリットデメリットが表裏一体です。
夫婦円満でいれば夫婦起業はもっとうまくいきます。
そして、もし上手くいかなくても夫婦仲が良ければ、もし事業がダメになったとしても、また別の方法を2人で考え見つけていけるでしょう。
相手を思いやる努力を続けて、夫婦起業を成功させましょう。