田舎で起業、はじめてのゲストハウス経営【集客成功事例】

  • 宿泊業は未経験
  • これまでサラリーマン経験したことのない夫と起業

わたしは10年以上サロン経営したことはありますが、はじめて宿泊業に挑戦するのは不安しかありませんでした。

しかし、夫が以前の会社をやめざるをえない状況だったこと。
そして、家族との時間を大事にしたいという思いから、ゲストハウス経営をはじめる決断をしました。

ゲストハウスをはじめた理由はこちらの記事でくわしく紹介しています。
以前の会社をやめざるをえない理由は、紹介できませんがお察しください。

私たちが犬好きで、「犬と安心していける宿が少ない」との声を聞くようになり、『犬連れでも安心して泊まれる宿をつくりたい』と思ったことが起業を後押ししました。

目次

はじめてのゲストハウス経営、開業前の大きな不安

オープン直前までばたばた
  • 宿泊業未経験でもやっていけるのか
  • ゲストハウスをはじめるために必要な許可は?申請方法は?
  • 利益を出すために営業日や料金設定はどうする?
  • まだ子どもは小さい、朝晩の食事提供して大丈夫か
  • こんな田舎に人が来てくれるのか
  • 開業までにすることが多すぎる(広報活動、工事、メニュー決め、内装、リネンどうするetc…)

不安は数えきれないほどありました。
だって宿泊業は未経験です、何を誰にどうやって???たくさんの分からないことだらけ!

そして、ゲストハウスを開業できた(箱ができた)としても、集客して家族が生活していけるのか。
不安が多い、というか不安しかなかったです。

サラリーマンだった夫は、DIYや草刈りなど、家関係は任せられますが集客した経験はゼロ。
私に集客のすべてが任されました。

さらにオープンまでの限られた時間で食事メニューを決め、写真をとってホームページに掲載しSNSで告知。
宿泊予約システムの導入も必死でした。

極めつけは、犬連れ宿をはじめるのに、私たちは犬を連れて旅行にいったこともありません。
全国の犬連れOKの宿のホームページを検索し、サービス内容を参考にして自分たちのゲストハウスを作っていきました。

ゲストハウスオープンまでの準備期間は、不安に押しつぶされそうな日々でした。
だけど、今やるべきことを書き出し、て行動は止めなかったのは、不安との向き合い方を知っていたからです。

またサロン経営で培った集客ノウハウが、不安のなかでもどこか自信になっていました。

特に集客の本質について、そして人はなぜ動くか?行動心理を学ぶことは起業前、起業後の強みになります。
集客方法の知識がゼロでお店をはじめるほど不安な状態はありません。

最初の壁 ― 集客、夫婦起業のむつかしさに直面

  • ゲストハウスオープン当初は認知度が低く予約は少なかった
  • SNSに写真を投稿しても反応が少なく、ホームページもアクセス数が少なかく不安だった
  • 集客の不安から、夫との関係も不安定になった

集客できない不安、1件予約が入っても次はいつ予約があるか分からない不安。
夫との関係もなかなかギスギスすることが多かったです。

集客が動き出したきっかけ

ブログ記事や体験談を定期的に発信し、「愛犬と泊まれる宿 地域名」など、犬連れのおでかけや旅行関連のキーワード検索でヒットするように対策しました。
ホームページのSEO対策がうまくった結果、徐々に集客が安定するのが分かりました。

アクセス数は少ないころから、ホームページの質は高かったので予約は入りやすかったのですが、やはりアクセス数の増加と予約数は関連があります。

実際に泊まってくれたお客様の口コミが広がり、紹介やリピーターの利用が増えた

はじめて分かった!田舎起業の強み

うれしいお客さまの声

  • 犬と一緒に布団で眠れたのが嬉しかった
  • ここまで犬が室内でもドッグランでも自由な宿は初めて
  • 超びびりの保護犬のわが子が、あんなに自由に楽しそうにしているのをはじめて見た

愛犬が笑顔は、飼い主さんにとって一番うれしいこと。

お客さまの声は、そうなれる宿がスタートできた実感とともにほっとした気持ちになりました。
なにより不安から逃げなくて良かったな、と心から思える瞬間でした。

お客さまの声から見えた、田舎起業の強み

広くて景色の良い山のドッグランでは、犬たちは本当にのびのび過ごしています。
通る車はほとんどなく、都会の喧騒から離れ自然の中でリフレッシュできる環境は、田舎ならでは。

できるだけ人も犬もいない、静かな旅先/宿を探している人は多いのが分かりました。
田舎で起業する大きなメリットだと感じます。

こちらの記事で田舎起業のメリットデメリットを紹介しています。
人がいない、光熱費が高いなどデメリットはありますが、都会にはない環境は大きなメリットです。

はじめての宿経営、成功のポイント

はじめての宿泊業、ゲストハウスオープン1年目は黒字経営となりました。
たった1年なので、まだまだ成功とは言い難いかもしれません。
しかし、オープン当初から集客でき徐々に口コミとリピーター利用が増えたのは、未経験の私たちにとって成功と言えます。

  • 田舎だからこそ「自然の中で犬と過ごせる体験」が強みになる
  • 犬連れOKの宿は増えたが、飼い主も愛犬もストレスなく過ごせる宿はまだまだ少ない
    そんな中で頭数、犬種、行動範囲など、できるだけ制限を設けなかった
  • 「犬も家族」という愛犬家の気持ちに寄り添い信頼につながった

コンセプトとターゲットを明確に設定し、そのターゲットが抱える悩みを私たちが持っているサービスがどのように解決できるかをホームページやSNSで開業前から発信する。

コツコツと積み重ねた行動は、必ず成功につながると信じて諦めなかったことが成功のカギです。

【まとめ】はじめての業種、田舎でも、集客知識と行動で起業を成功させる

  • 未経験の業種、はじめての起業は不安で当たりまえ
  • 明確なターゲット設定とコンセプトがあれば集客は必ず動き出す
  • 夫婦起業はトラブルが多い、家庭も仕事もうまくいくためにお互いの努力が必要

はじめての田舎起業に必要なのは集客の知識。
コンセプト、ターゲット設定、サービスの伝え方、ホームページ作り。
やるべきことは多いですが、順序立てて1つずつ取り組みます。
不安だ!不安だ!と悩んでいるヒマがないくらい起業は大忙しですから。

集客の知識があれば、初めての業種でも、どんな場所で起業しても、不安に立ち向かう勇気が出ます。

大丈夫。努力は結果を出します。
あなたのサービスが、必要としている人のもとに届きますように。

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この記事を書いた人

2020年、大阪から丹波篠山に地方移住。
元自衛官の整体師、犬と鶏と酒をこよなく愛する3児の母、2025年夫婦で古民家ゲストハウス開業しました。
独身時代、サロン起業で集客を失敗し、集客、ホームページ作成、ライティングスキルを独学で習得。
田舎の片隅にある飲食店の立ち上げ・広報を担当。閑散期も集客を実現させる。開業した宿は自社ホームページで集客、1年目黒字経営を達成。

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