【ゲストハウス開業準備①】コンセプト・ターゲット層の設定【夫婦起業】

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どんな宿にする。どんな人に泊まってもらう。

私と夫はゲストハウスを始める前に、事業の方向性をしっかり固めることを意識しました。

宿のコンセプト/ターゲット層を決めることで、宿の内装・工事内容、サービス内容、準備するものなど、今後の方針が具体的になります。
その結果、必要な資金も計算しやすくなってきます。

私たち夫婦は、宿のコンセプトを犬が泊まれる宿、にした理由や経緯をご紹介します。

これからゲストハウス開業を考えている方、準備中の方の参考になれば幸いです。

目次

夫婦で経営会議、事業計画を練る

夫婦だから、いつも一緒にいるから、言わなくても分かるだろう。

妻、夫。
近い存在であればあるほど、伝える努力を忘れがちです。

もし、夫婦での起業でなくても、事業パートナーとはしっかりと事業計画を話し合う必要があります。
スタート前から、意見のすれ違いや伝えられないもやもやが、今後大きなトラブルにつながってしまうからです。

こちらの記事で紹介している段ボール会議を、ゲストハウス開業前は夫と何度もしました。

  • 資金
  • ターゲット
  • コンセプト
  • お互いの役割
  • スケジュール
  • サービス内容

話し合いのなかで、まずは宿のコンセプト・ターゲット層決めを優先。
コンセプト・ターゲット層が決まれば、宿にかかる経費、サービス内容などやることが決まりやすいからです。

宿のコンセプト・ターゲット層など方向性を決める

コンセプトに「好き」を取り入れる

宿のコンセプトには、私たちが共通して好きなことを取り入れませした。

「犬と泊まれる宿」

犬好きなので、宿には犬連れのお客さまも泊まれるようにしよう。

犬と会う=嬉しい

単純な理由ですが、仕事に【好き&うれしい】があることで、仕事を長く続ける理由になると考えています。

また、地域に同じようなサービスをしている宿があるか、その内容はどうかをリサーチ。
提供しているサービス内容、施設はどのようなものか。

同業他社を調べることで、自分たちの特色を出せば同じ犬連れでもターゲット層はまた違うとわかります。

こうして、犬好き夫婦がはじめる宿のコンセプトはすぐに決まりました。

ターゲット層を掘り下げる

犬が泊まれる宿、とはいえ、宿泊料金やサービス内容をどうするか?

1泊の宿泊料を決めるために、ターゲット層をもっと明確にしていきます。

ペルソナと呼ばれる、ターゲット層をより具体的にイメージする方法です。

  • 時間が自由になる50代中心。
  • 京阪神の一戸建て住宅に住んでいる。
  • こだわりがあってアウトドアが好き(アクティブ)。
  • 犬も飼い主も満足したい。
  • ある程度はお金をかけても良いサービスを受けたいと思う。

そんな飼い主さんをイメージしました。

ターゲット層にマッチしたサービス・方向性を決める

  • ゲストハウスでも食事提供をする
  • 宿の内装は上質なものをそろえる
  • 犬のためにドッグランを広くする
  • 寝具にこだわる
  • 囲炉裏と露天風呂をアピールする

ターゲット層を掘り下げると、宿のイメージやサービスがだんだん明確化していきました。

一棟貸し古民家ゲストハウス(定員5名)の宿泊料を決める

宿の料金設定を決めるのはとても悩みました。

一棟貸しで、人数によって料金設定を変えるか定員までは同じ料金にするか…

設定したターゲット層が50代ということで、ご夫婦や少数グループが予想される。

例えば、

一棟貸し料金90,000円の場合
2人宿泊だと45,000円/人。3人で30,000円/人。4人で22,500円/人。5人で18,000円/人。

一棟貸し60,000円
2人宿泊で30,000円/人、3人で約20,000円/人、4人で15,000円/人、5人で12,500円/人。

考えたサービス内容や宿の雰囲気から、1泊一棟貸しトータルの料金は最低でも60,000円以上にしたい。
ただ、5名で60,000円だと負担が大きく、サービス継続のためには安すぎるかもしれない。

90,000円にすると2人宿泊の場合の1人料金が高すぎる。

結果的に、1棟貸しだけど1名~5名で宿泊料金設定を変えました。

  • 大人1名利用・・58,000円/人
  • 大人2名利用・・30,000円/人
  • 大人3名利用 ・・24,000円/人
  • 大人4名利用・・20,000円/人
  • 大人5名利用・・18,000円/人

この設定で、宿泊人数によってトータル料金が増える仕組みになります。

宿のコンセプト/ターゲット層を明確にして事業継続を目指す

  • ターゲット層は、自分たちの好きな分野を入れる
  • ターゲットは、さらに掘り下げて明確化する(ペルソナ)
  • ターゲットに見合うサービス、内装を作る
  • 料金設定は、ターゲットとサービスに見合った設定にする

ゲストハウス開業準備、まずは宿のコンセプト、ターゲット層を決めました。

私たちが事業を始める前から大事にしていのは、安売りをしないこと。

ターゲット層に見合っていて、サービス・施設に見合った料金設定をすれば、事業を継続するためのモチベーションにつながります。安売りをして、宿側の負担だけが増えないことが大事です。

コンセプト・ターゲット層の設定はとても難しいですが、どうすれば長く宿を続けれるかを考えながら、宿のコンセプト・ターゲット層を決めていきました。

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この記事を書いた人

2020年、大阪から丹波篠山に地方移住。
元自衛官の整体師、犬と鶏と酒をこよなく愛する3児の母です。
夫と古民家ゲストハウス開業準備中。

独身時代、サロン起業で集客を失敗し、集客、ホームページ作成、ライティングスキルを独学で習得。
スキルを利用して田舎の片隅にある飲食店の立ち上げ・広報を担当。閑散期も集客を実現させた経験があります。

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