鶏のメスは鳴き声が小さく、あまり鳴かないのでマンションのベランダで飼育できる
とSNSで発言してる方がいてびっくりでした。
これを真に受けて、本当にマンションのベランダで飼おうとする人もいるかもしれません。
とんでもないことになります。
コッコッコッ
メスの鶏の鳴き声はイメージしている可愛いものではなく、よく通る声で叫びます。
鳴き声だけじゃなく糞の臭いも近所迷惑になるでしょう。
さらに、鶏らしく地面を走り回ったり虫や草をついばむ喜びも奪ってしまいます。
コチラの記事では、鶏にも心があると紹介しました。
家畜だからといって、苦しみを与えて言い訳ではありません。
鶏を飼うなら、できるだけ幸せに育ててほしいものです。
鶏のメスはどんなときに鳴く?音量は?
産卵のとき
コチラの記事で紹介した、美人さんの初産み前の動画です。
とくに卵を産み始めのころは産道が狭いのでしょう、苦しそうにうめくように長時間鳴いています。
1時間近く鳴いていました。
しかも鳴き声はでかく、響きます。50m先でも余裕で聞こえる音量でした。
1か月もすればそれほど長く鳴き続けませんが、産卵前はどのメスも必ず鳴いています。
警戒してるとき
警戒鳴きと呼んでいるもの。
- 害獣がいた
- 上空をトンビが旋回している
- いつもと違う何かを感じた
鶏が危険を察知すると1羽が鳴き始め、それにつられて全員で合唱がはじまります。
グォーゴッゴッゴッ!グェッグェェッーー
濁音です。
産卵鳴きよりもっと鳴き声は大きいです。
100m離れていても「うるさいなぁ。」と感じます。
【実例】鶏のメスの鳴き声、ご近所トラブル
鶏のメス2羽を里親サイトで見つけ、里子に譲ってもらったことがあります。
大阪市内の一軒家にお住まいの方。
コロナ禍で自給自足を考え、鶏のメスなら鳴き声が小さいしし大丈夫だと思い飼育をはじめました。
が、広い庭でも周りは住宅とマンションに囲まれている環境。
鶏のメスが産卵がはじまると、朝5時ごろから鳴きはじめます。
近所からクレームが入るだけでなく、怒鳴られるように…。
泣く泣く2羽を手放すことを決めました。
【まとめ】メスも鳴き声は大きい!住宅街での飼育はトラブルになることも
- メスの鳴き声は、50m離れていても余裕で聞こえる
- 産卵前、警戒鳴きは特に鳴き声が大きい
- 住宅街での鶏飼育は、鳴き声・悪臭でトラブルになる可能性がある
産卵前、警戒時。
鶏のメスも大きな声で鳴きます。
鶏のメスは鳴かないは都市伝説です。
ご近所と騒音トラブルにならないためにも、広い土地と近隣の家から距離がある環境で飼育するのが望ましいでしょう。
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