あなたはのお店にはどんなお客さまが来てほしいか、もう決まっていますか?
お店をはじめたい!と思ったら、ホームページやSNSを始めるよりも前に、まずはターゲット(顧客層)を絞ります。
絶対にやってはいけない「誰にでも売ろうとすること」
「みんなに来てほしい」=「誰にも刺さらない」
多くの人をターゲットにすると、発信するメッセージがぼやけ、誰にもその内容が伝わりません。
勇気を出してターゲットを絞りましょう。
ターゲットは絞る。できる限り絞ります。
このターゲットを絞る作業は、おろそかにしないでください。
ターゲットを絞ると、他の顧客を切り捨ててしまうようで不安になりますよね。
大丈夫!ターゲットを絞れば、のちにターゲット意外のお客さんも来たくなる店作りができるんです。
初心者でもできるお店のターゲットを絞っていきましょう。
初心者にもできるターゲット設定簡単ステップ

まずは自分のお店がどんなサービスを提供するかを明確にします。
- 商品ジャンル(例:カフェ、洋服、子ども用品)
- 強み・他店との違い(例:無添加、地元食材、オーダーメイド、安さ)
次に、「誰に売りたいのか?」を考えます
ペルソナといって、顧客イメージをできるだけ詳細に作ります。
- 年齢、性別
- 家族構成(子育て中、単身者、ペット飼い)
- 職業(会社員、自営業、学生)
- 住んでいる地域
- 戸建てかマンション住まいか
- 健康志向、オーガニック志向、アウトドア志向
- 見た目・SNS映えを重視か
- 住んでいる地域
- 服装ファッション
- 友人関係
などなど、知り合いでもいいし、架空の人物でもよいです。
できるだけ、詳細な人物像を描きます。
その人物がどんな思考で動き、お金をどのように、誰のために使うか、どんな悩みを持っているかが見えてきます。
ターゲットとなる人物が、どんな悩みを抱えていて、どんな未来を欲しているかを考えます。
- 子育て中の主婦 → 「子ども連れで行けるカフェがない」
- 健康志向の30代女性 → 「砂糖や添加物が気になる」
- 忙しい会社員 → 「帰宅途中にサッと買える晩ごはんが欲しい」
ターゲットが興味を持ちそうな言葉や見せ方を意識して発信します。
- 子連れ歓迎 → キッズスペース写真や「子どもと一緒に安心して来られる」などの文言
- 忙しい人向け →「〇分でお渡し」「電話予約OK」「18時以降限定セット」
これまでの事業、ペルソナ作り実例
整体サロン(芦屋にて10年)
- サービス内容
マタニティ向け整体、安定期から出産直前までのリラクゼーションケア - ターゲットペルソナ
30代、共働き女性、産休中、子どもの幸せが大事、夫との関係良好、自分磨き、神戸周辺のマンション住まい、母として女性として妻として自分らしく輝きたい - 悩み
妊娠中は整体が受けられないから我慢するしかない - メッセージ
妊娠中だからといってガマンしない、出産までにママの体をケアすることが赤ちゃんの幸せ
犬と泊まれる宿(丹波篠山にて2024年~)
- サービス内容
一棟貸しのプライベートゲストハウス 犬と泊まれる、犬が添い寝できる、食事提供がある - ターゲットペルソナ
50代、愛犬家、犬が中心の生活、京阪神の戸建て住宅に住む、アウトドアが趣味、服装もアウトドアブランドを好む、お出かけは犬と一緒、犬の幸せが私の幸せ、食事は美味しいもの健康的なものを食べたい - 悩み
犬OKの宿でも犬への制約が大きい、食事があまり美味しくない、添い寝できない - メッセージ
犬への制限をなくし、食事にこだわる、犬も飼い主も安心してストレスなく過ごせる宿である
ざっくりですがこのようなターゲット設定です。
私の事業ではペルソナをしっかり設定することから始めました。
ターゲットの悩みを解決する情報発信をはじめる

- 商品・サービスの特徴を理解
- ターゲット層の具体的な像(ペルソナ)を設定する
- ペルソナの悩みや願望を書き出す
- 悩み解決のためのメッセージを考える
お店に来てほしい人物像(ペルソナ)ができあがると、その人の悩みがみえます。
その悩みを解決するためのサービスをお店で提供していること、メッセージが明確になり、ターゲットに届く内容を発信できるようになります。
ホームページ・SNSで発信を始める前に、まずはターゲットを絞る・ペルソナを設定する。
お店作りはここから始めましょう。
お店オープンまでに何をすればいいか、だんだん見えてきますよ。